ハンドペイントのヴィンテージ皿を追加しました。
陽だまりと花の冠 ── 春夏の食卓を彩るハンドペイントの器たち
神戸の街も少しずつ日差しが明るくなり、初夏の気配をどこかに感じる季節になりました。 そんな瑞々しい季節に合わせるように、フランスから素敵な器たちが届いています。
今回のラインナップの主役は、職人の指先の感覚がそのまま伝わってくるような「ハンドペイント」や「ステンシル」のプレートたち。 今の時代の完璧な均一さとは違う、ひとつひとつに呼吸を感じるような、温かな表情が魅力です。
野原の記憶をまとう、サンタマンのガーランド
まずご紹介したいのは、Saint-Amand(サンタマン)窯の「355番」シリーズ。 お皿の縁をくるりと囲む桃色の小さな花たちは、まるで子供たちが野原で編んだ花冠のよう。
じっと眺めていると、当時の職人が一筆ずつ丁寧に色を置いていったリズムが伝わってきます。 筆の走りや色の重なりが微妙に異なるのは、手仕事である証。 その素朴で優しい美しさは、忙しい毎日の食卓にふっと心を緩める時間を運んでくれそうです。
南仏の風を感じる、ビタミンカラーのステンシル
一方、HBCM(クレイユ&モントロー)窯の「Bizerte」シリーズは、パッと目を引くビタミンカラーが印象的。 南仏の太陽をたっぷり浴びた果実を思わせるオレンジとグリーンは、これからの季節にぴったりです。
型を使って色をのせるステンシル技法ならではの、どこか懐かしくもモダンな佇まい。 朝食のクロワッサンや、色鮮やかなフルーツをのせて、フレッシュな一日の始まりを楽しんでいただけたらと思います。
優しい日常に寄り添う「アメリ」
そして、Moulin Des Loups(ムラン・デ・ルー)の「Amélie(アメリ)」。 クリームがかった柔らかな地色に、のびのびと描かれた花模様。 縁を彩るブラウンのラインが、全体をきゅっと優しく引き締めています。
これらは、20世紀中期という激動の時代を経て、大切に受け継がれてきたものたち。 使用感がほとんどないものから、時を刻んだ証である「貫入」が美しいものまで、どれもヴィンテージならではの深い味わいを持っています。
器は単なる道具ではなく、その日の気分や空気感を運んでくれるもの。 使い勝手の良いサイズのものばかりですので、ぜひお手元で、この春夏を共にする「お気に入り」を見つけてみてください。
これからの季節が、皆さまにとって光あふれる素敵なものになりますように。
