サラン窯とディゴワン&サルグミンヌのMESSIDORシリーズをアップしました。
2つの名窯が描く実りの風景「Messidor」と、煌めく初夏のクリスタル
爽やかな初夏の風が心地よく、食卓にも瑞々しい変化を添えたくなる季節になりましたね。 本日は、そんな今の季節にそっと寄り添ってくれる、美しいフランスのヴィンテージたちをご紹介いたします。
本日の主役は、それぞれ異なる窯元で作られた「Messidor(メシドール)」シリーズ。 フランス革命暦で「収穫月」を意味するその名の通り、黄金色の麦の穂や、初夏に咲き誇る鮮やかな草花が生き生きと描かれた、絵画のように美しい名作たちです。
さらに、夏のテーブルに極上の透明感を添えてくれるヴィンテージクリスタルグラスも届いております。
二つの「Messidor」── 窯元が織りなす表情の違い
同じ「Messidor」という名前を持ち、同じモチーフ(麦の穂、赤い花、矢車菊)を描いていながら、窯元が変わるだけでこれほどまでに佇まいが変わるのが、アンティークの本当に奥深く面白いところです。
Digoin & Sarreguemines(ディゴワン&サルグミンヌ窯)
初夏の光を浴びたような鮮烈さと、モダンな余白の美
サルグミンヌ窯のMessidorは、白く艶やかな陶肌に、職人の迷いのない力強い筆遣いが映えるのびやかな佇まい。ステンシルの柔らかな風合いに、卓越したハンドペイントが融合した贅沢なシリーズです。 リムに沿って描かれた草花は、まるで色褪せることのない美しい「花のリース」のよう。右半分に大胆に取られた余白と、全体を引き締める一本のブルーラインのバランスが非常にモダンです。
今回は、プレート(平皿)、スーププレート(深皿)に加え、食卓に特別な高低差を生み出してくれる主役級のコンポティエ、そして外側にぐるりと大ぶりの絵柄が描かれたサラダボウルまで、バリエーション豊かに揃いました。
一枚一枚、絵筆の絶妙な動きや色の濃淡が異なり、職人の息遣いがそのまま宿っています。
Salins(サラン窯)
深紅の縁取り、落ち着いた大人な愛らしさ
一方、サラン窯のMessidorは、どこか落ち着いた大人っぽい発色と優しい風合いが魅力。 花びらのように波打つリズミカルなリム(縁)に、深紅のラインが一本ずつ手作業で施され、器全体の印象をきゅっと引き締めるアクセントになっています。
こちらは、全体に広がった経年による繊細な貫入が美しく育った、非常に雰囲気のあるスーププレート(深皿)をご用意しております。バックスタンプには、同窯の黄金期を築いた社長エドゥアール・シャルボニエのイニシャル「E.C.」が刻まれており、当時の熟練した手仕事の温もりがそのまま伝わってくるようです。
BAYEL(バイエル)
── 光を複雑に反射させる、幾何学カッティングの輝き
陶磁器たちの温かみ溢れる食卓に、涼やかな清涼感を添えてくれるのが、フランスの老舗クリスタルブランド「BAYEL」のクリスタルガラスタンブラーです。
20世紀中期頃に作られたもので、手にした時の心地よい重量感と、ボウル下部に施された幾何学的なカッティングが印象的。光が差し込むと、注いだ飲み物をキラキラと一層美しくきらめかせます。 お水や炭酸飲料、夏のハイボールやカクテルにはもちろん、使わない時間も窓辺に置いておくだけで美しいオブジェのようになってくれます。
初夏の瑞々しい空気感を、そのままテーブルに運んでくれるような今夜のラインナップ。 別々の窯のMessidorを組み合わせて並べたり、クリスタルガラスと合わせたりして、当時のフランスの田園風景に思いを馳せる特別な時間を愉しんでみませんか?
